ことば

言葉もなにもわからない赤ん坊が、まわりの大人の話すのを聞いて徐々に単語を発しそのうち意味のある文章を話すようになるのってすごいことだ。


そういえば昔ポルトガル語を習おうと思って教えてくれるところを捜していたとき、ベルリッツの個人授業を体験したことがあるのだけど、教室で先生が一切日本語を話してくれず、とても怖かった覚えがある。
赤ん坊が二ホン語の中で生活してるうち二ホン語を話すようになるのと同じように、ポルトガル語しか無い空間で勉強すれば自然身に付くのだとベルリッツのおねえさんは言った。
でもこっちは大人なんだし、二ホン人なんだし、週に1〜2時間ポルトガル語漬けになったくらいで身に付くはずがねーよと思ってベルリッツは却下して朝カルにしたのだった。


で、二ホン語漬けのけいけいは話すことは出来ないけれど、だいぶこちらの言うことがわかってるようだ。
たとえば
「オムツ替えるよ」と言うとオムツの所へ行く(オムツ持ってくることもある!)。
「おんも行くよ」と言えば、玄関へ行く。
「おちゃちゃ(お茶)テーブルに置いたからね」と言うと自分で取って飲む。
また、親のしていることも良く見ているらしく、ヘアブラシを渡すと自分の頭にあてているし、加湿器のタンクに給水しているとその後加湿器まで誘導してくれる。
オムツ替えの時肌着を洗濯ばさみで背中につまみ上げてるのだが、その後洗濯ばさみを放置していると後でちゃんとカゴの中に入れてくれる。