けいけいお兄ちゃんになる

来春、けいけいがお兄ちゃんになる。
今、17週。
10週間にも及ぶ長くてつらいつわり祭りもやっと終わり、ご飯が美味しいと思えるようになった今日この頃。


けいけいの時はお勤めしていたということもあり、シゴトしてる時は(一応)気が張っていてつわりもそんなには感じなかったのだが、今回は毎日午後になると動けなくなり、夜になるとマーライオンになるという日々だった。
当初食べづわりと思っていたが、食欲もわかず、口に入るのは水とパンのみ。
ニオイに敏感になり、冷蔵庫を開けては『ウッ…』、炊飯器を開けては『ウッ…』。
それでも亭主とムスコのごはんは作らないといけないので毎日台所に立つ。
いろんなニオイのする台所、まさに拷問のようだった…。


そして前回同様、5ヶ月に入るとウソのように良くなった。
でも疲れやすく、ゴロゴロしがち。
それが災いしたのか、体重の増え方がマズイ。
2ヶ月半もの間、水とパン生活だったにも関わらず体重は減るどころか3キロ増えた。
けいけいの時はトータル8キロ増。
あと5キロしか太れないっ。


そもそもこの妊娠前の数ヶ月でわたしはなんと5キロ近く太ったらしい。
自分でも『太ったな』と思っていたので怖くて体重計に乗っていなかったのだが、体重計が壊れたのでなければ5キロ…。
なので親きょうだいに報告した時、皆して
『やっぱり!どうりでお尻が丸くなったと思ったよ』
『顔も丸くなったよね』
『なんか太ったと思っていた』
と密かに気になっていたわたしの体形の変化を口々に言うのだった。


けいけいはといえば、あんなに抱っこ星人だったのに
『ママにあかちゃんいるから、けいけいアンヨするんだよ』
と言って、わたしには抱っこをねだらなくなった。


気持ち悪いーと臥せっていれば
『おくすり飲む?』
とビタミン剤を持ってきてくれたり、昼寝の時には
『ぽんぽんにおふとんかけてね』
とママのお腹にタオルケットをかけてくれたり。


『ママのおなかに赤ちゃんがいる』
ということをけいけいなりに理解して、急にお兄ちゃんになったようだ。