出初め式

救急車

プールのお友達ハルくんのお父さんは消防関係の方。
出初め式に誘われたのでみんなで行った。
式典は約2時間。しばらくは来賓の挨拶だの、表彰だのが続く。


いいかげん子どもが飽きてきた頃、消防車のパレードが。
会場となった駐車場に、次々と消防車や救急車が入ってくる。
へええ、消防車ってこんなに種類があるんだぁと感心。
消防車たちは観客の前を通り過ぎて、また会場の外へと消えていく。
最後に近くの空で待機していたヘリコプターも2機駐車場の上空にやってきて、扉が開いてオレンジ色の服を着た隊員が敬礼。
ぐずり始めたけいけいとハルくんだったが、目をキラキラさせてイスに座るお母さんの膝の上に立って『ウ〜、カンカンカン』と大興奮。


その後はしご乗りの演技があり、楽器隊の演奏があり、他にも何かあったかな、最後はメインの消防演技。
震度6強の地震が発生。揺れにハンドルを取られた劇物を積んだトラックが民家の壁に激突。
トラックをよけようとした乗用車が対向車線に飛び出して、前から来た車と衝突し、車内にドライバーが取り残される。
その後余震がおこり、中高層ビルにて爆発音発生。
ビル火災へ発展し、屋上に人が取り残されている』
という設定のもと実際に救助活動が行われるのだが、舞台セットのような民家が出てきてその民家にトラックがつっこむわ、乗用車が衝突するわ、
仮設のビルからは黒煙が立ち上り、屋上では人が助けを求めていてなかなか本格的。
防護服を着た隊員が出てきたり、レスキュー隊が衝突した乗用車を切断したり、ハシゴ車が来たり。


その様子をけいけいはあっけにとられて見つめていた。
隣でハルくんはずっと『ウ〜ウ〜、カンカンカン!』と絶好調だった。


式終了後は会場を開放して自由に写真撮影ができる。
疲れてしまったけいけいは、2車両程度と写真を撮っただけで会場を後にしたのだが、あとで聞いた話ではハル母子はほとんどの消防車両を見てまわり、
運転席にも乗せてもらった後、名残惜しみながらしぶしぶ帰ったらしい。
そして帰る途中、お風呂屋さんに寄ってお風呂に入って帰宅したのだとか。
けいけいもタフだと思っていたが、ハルくんも相当タフだ。


出初め式、わたしも初めて行ったのだが、結構面白い。
救急車や消防車の前でニコニコして写真を撮る機会はまず無いと思われるのでぜひ撮るべし。
また来年も行こうと思う。